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フルート

フルート

フルートは

当教室でレッスンしている楽器の中でも、演奏の自由度ナンバーワンのフルート。

音域は3オクターブと広く、表現の幅も豊かです。

オーケストラで活躍しているイメージの強い楽器ですが、クラシックはもちろん、ポップスや唱歌、童謡など、ジャンルを問わず自由に演奏できる可能性にあふれた楽器です。

最初は難しいです

押さえるところがたくさんあって「どうやるの?」と思う方も多いと思います。
フルートは、右手の親指を除く9本の指を使って押さえます。右手親指は、楽器を支えるために使います。
初心者の方は、まず頭部管(とうぶかん)だけを使って音を出すところから始めます。
この頭部管での音出しは、空き瓶に息を吹きかけて音を出すようなイメージです。
すぐに音が出るとは限らず、最初はなかなか出ないことも多いです。

頭部管

頭部管での音が出せるようになったら、指で押さえる部分(胴部管と足部管)をつなげて、フルート全体を構える練習と、音を出す練習に進みます。

上・足部管 中・胴部管 下・頭部管

最初はフルートがグラグラして、なかなか安定して構えることができません。
また、頭部管だけの時には出せていた音が、出せなくなることもあります。

この段階でにきちんとした持ち方を身につけておかないと、
ドレミファ・・・・と音階を吹くころには、さらに楽器が不安定になって大変です。
さらに、肩のあたりまで腕を上げ続けるという姿勢は、普段あまり経験がないため、
「疲れる~」と感じる方もいらっしゃいますが、しばらくすると慣れてきます。
一歩ずつ、がんばりましょう。

いろいろな楽器があります

フルートには、いろいろな種類があります。
たとえば、管の金属の種類、指で押さえるキイの並び方、キイの部分が塞がっているもの・開いているもの、
唇をあてるリッププレートの形など、細かな違いがたくさんあります。
そのほかにも、作り方(製造工程)の違いによって、各メーカーからさまざまなモデルが販売されています。

メーカーによって音色の特徴や吹きやすさも異なり、どれが合うか、好みかは人それぞれです。

代表的なものとして、初心者向けモデルには、「洋銀製(ようぎんせい)」のフルートが多く使われています。そのほかにも、銀、金、プラチナ、木製のものなどがあります。
頭部管だけが銀、リッププレートだけが銀・金のもの、フルート全体が銀で作られた「総銀(そうぎん)」のモデルもあります。
管の素材(金属の量)などによっても、価格が大きく変わってきます。

生徒さんたちも、ヤマハ、ムラマツ、パール、アルタスなど、いろいろなメーカーのフルートを使っています。
講師は現在、パールの総銀製のフルートを使っています。

カバードキイとリングキイ/オフセットとインライン

カバードキイは、指で押さえる部分(キイの穴)がふさがっているため操作がしやすく、初心者の方におすすめです。

オフセット&カーバードキイ

一方、リングキイは穴が開いており、指でしっかり押さえないと音が出ません。
ただし、現代曲などでは、穴を少しだけふさいで音を出すような特殊奏法もあり、
カバードキイでは出せない音を、リングキイで表現できることもあります。
手が小さい方や指が細い方など、リングキイが合わない場合もありますので、
楽器選びの際には確認が必要です。

インライン&リングキイ

キイの構造には、もう一つ違いがあります。
カバードキイの多くは、「オフセット」といって、真ん中にある少し長いキイを中心に、
左右のキイが少し出っ張って(ずれて)配置されています。
この形は、指が自然に届きやすく、押さえやすい設計になっています。

一方、リングキイの多くは「インライン」といって、キイが一直線に並んでいます。
こちらは、しっかりとした構え方ができないと押さえるのが難しく、中・上級者向けです。

基本的には、【カバードキイ&オフセット】、【リングキイ&インライン】の組み合わせが主流ですが、【リングキイ&オフセット】などのもあり、自分にあったものを選ぶことが大切です。
初心者の方には、【洋銀製・カバードキイ&オフセット】がおすすめです。

楽器(購入)ついて

My楽器をお持ちの方は、ご持参ください。

どの楽器を購入するかゆっくり検討したい方には、最初の1~2か月だけ、レッスン時に限り有料で楽器をお貸ししています。
レンタルの詳細は「楽器レンタル」のページをご覧ください。

ネット通販などで安価な楽器も販売されていますが、キイ(指で押さえる部分)がきちんと閉じなかったり、修理が必要になった際に対応が難しい場合があります。
そのため、正規の楽器店からの購入をおすすめしています。
購入時にはアドバイスもしておりますので、どうぞご相談ください。

フルートのメーカーはさまざまです。
ヤマハ、ムラマツ、パール、アルタスなどが代表的です。
素材も洋銀、銀、金、プラチナなど、多彩です。

当教室でおすすめしているヤマハの初心者モデル【YFL-212LRS】は、110,000円。
もうひとつランクが下のモデル【YFL-212】は100,000円ほどになります。
(R5年秋の価格です)

新規購入や買い替えをご希望の場合は、
ご希望の方には、一緒に楽器店に出向いて試奏し、納得のいく楽器を選べるようサポートしています。